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13th
Nov ‘11

オープンハウス ふたつ

好天に恵まれた土日。神戸でふたつのオープンハウスを見せていただく。
ひとつは光嶋裕介さんが設計した、内田樹さんの道場&住宅。
なんと設計者の光嶋さんにとっては初めての作品で、内田さんとはじめて会ったときから設計の話ははじまったとか。
そんな素晴らしい出会いから始まるように、建て主と建築家、施工者が一緒につくりあげていった物語性みたいなものを強く感じ、これからの建築のあり方みたいなものを感じとった。
そして、多くのプログラム、人、素材など要素が絡まりあっているのを、強引に整理することなく、巧みに積み上げていった、引き算ではなく足し算の建築が面白かった。
koshima
ふたつめは、島田陽さんの住宅。
神戸の坂を上りきった場所に、鉄骨の細いフレーム、ガラス張りで、実にストイックに、そして軽やかにつくられていた。設計者と意図が切々と伝わってきたし、表現するために戦っている姿がうかがえて、とても気持ちよく、とても刺激になった。
なんだか、こういう挑戦している作品を見るとわくわくするし、自分も!という気持ちになって、神戸で計画中のプランを今、ぐるぐると考えている。
shimada

AUTHOR : さかきばら