JOURNALbox

8th
Jan ‘11

サグラダ・ファミリア

 

手元に届いた雑誌「日経アーキテクチャー」を開いて、引き込まれたサグラダ・ファミリアの写真。着工から約130年で、教会内部が完成したそうだ。
事務所を開く前に、冬の欧州を訪れたのは2年前。まだ内部も工事中で、静かな空間の中で、ゆっくりと工事の音が響いていたのを覚えている。
雑誌の記事を読むと、施工や設計の技術が進み、設計者ガウディが求めたものとは異なってきているとの危惧があるとのことだが…
完成した内部の写真は圧巻。わたしには、そこにはガウディの意思があって、「生きている建築」の迫力みたいなものを感じた。まだまだ進化し続けていく姿を見てみたい。
FAMILIA
(写真は2年前の教会内部)
それにしても、2年前いくつか訪れた国の中で、スペインは断トツ良かった。電車からバス邸まで、社会設備のインフラがきちんとデザインされていて、新しくて面白い建築もニョキニョキ。開放的で楽しくて、国全体の勢いみたいなものを感じた。
経済危機がささやかれているが…。
短い期間でもいいから、またふらふらと出かけたいな。
ひとりで、行き当たりばったりで。

AUTHOR : さかきばら