JOURNALbox

26th
Jul ‘12

JIAデザイントークを終えて

ご無沙汰をしています。
先週の「JIAデザイントーク」から、撃沈していました。まさに撃たれて、沈没…海底を這っているような心持ちでしたが、今は水面まで顔を出し、新しい空気を吸いはじめています。
JIAデザイントークとは、JIA(日本建築家協会)のHPの言葉を借りれば、主に近畿地区で活躍する建築家がプレゼンテーターとして作品を発表し、複数のコメンテーターが様々な観点から批評と質疑応答を繰り返す…といった場です。
当日のプレゼンとやり取りは、もちろん必死そのものですが、後々で色々思い出して感じたのは、言葉が踊っているようで、ちぐはぐだったということ。
建築をはじめて7年間。多くの建築に関する文献に触れ、色々な方々の話しを聴いたことが、自分の中で消化されないで、パッチワークのように言葉が繋ぎ合わされたのだと思います。
そして、思考を表現するひとつとしての言葉。その思考がまだまだ浅いということ。
ただ、私は建築独特の「言葉」まみれになりたくない。ふつうの言葉で、自分をしっかり表現したいと思います。
あらためて感じたこと。思考と言葉の関係にもあるように、やはり自分が目指している設計活動とは、自己の内部から生み出される創作活動であるということ。もちろん自己で完結するのではなく、逆にそこから大きく広がりをもっていくことをイメージしています。
もう時々わたしの中に顔を出す「いい子」であることはやめます。
もっともっと自分に正直でありたい。
そのことを気づかせていただいた、今回の機会にあたらめて感謝します。
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AUTHOR : さかきばら