静かなお正月が明け、色々なことが堰を切ったように、溢れ込んできた1月。
仕事はじめ早々、新年気分は吹っ飛びました。
毎年恒例の十日戎。今年は昼間に行ったせいか、おしくら饅頭にならず、なんとなくご縁が少ないような、寂しい気分。かれこれ10年前、初めて今宮戎に行き「商売繁盛。笹持って来い」を聞いたときは、その賑やかしさに驚いたものの、今ではすっかり馴染んでしまった。(ということは、大阪に染まってきているのでしょうか)
ありがたいことに色々な設計が進み、考えることでいっぱい。少し深呼吸しなければ!
そんな1月でしたが、とあるコンペに応募しました。結果は、惨敗。
エネルギーを集中投下するので、がっくりするのですが、冷静に思えば、自分はもちろんのこと、まだまだ事務所としての経験値や総合力が圧倒的に足りていないということに気づきました。
実務をひとつひとつ考え抜き、丁寧に取り組み。次へ繋げていくこと。
スタッフがいるからこその相乗効果を生み出すこと。
事務所としての建築力をつけること。
なんとなく、そんなことを考えた1月でした。
今月、好きなJEAN NOUVELの作品集が出て、5年前の独立前の冬、スペインで見たレイナ・ソフィアを思い出した次第。
赤い色づかいと、独特の色気。中でピカソのゲルニカにも出会い、滞在中何度も足を運んだ忘れない美術館。