JOURNALbox

17th
Dec ‘11

雑感

講演会と合わせて、来年4月からスタッフとなる彼女の卒業制作を見てきた。
残念ながら、私は経済学部だったから、徹夜?して必死でやる建築の卒業制作の経験はないのです。
彼女の取り組んでいるテーマは「人の居場所をつくる」。抽象的で具体的に表現するには難しいけれど、建築の中心を捉えている気がして興味深かった。ちょっと近視眼になっているが、やり取りの中で自分の考えてきたことを明確に話せるということが大切だったように思う。
建築をやっていく中で、ぐっと私感を入れ込んだり、思いっきり引いて見たりと、その距離感のコントロールが大切だと思う。私もできていないが、主観性と客観性の間で揺れ動く。
ともあれ、卒業まで3ヶ月。大学という中にとどまらず、いろいろなことを楽しんで欲しい。旅、本、恋愛、遊び、そんなどうしようもないようで面白いことが、自分の幅を広げていくように思う。
ただ、こういうものは、どれだけやったら、どれだけ肥やしになるのか測りどころがない。だから私自身もふらっとインドに行ったりするのだけれど!

AUTHOR : さかきばら