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16th
Dec ‘09

鉄骨工場にて

 

現在設計中の住宅は、少しだけ特殊な工法の鉄骨造。その製作現場を見にいく。
こういうモノをつくっている現場では、職人さんたちの”聖域”に入るようで、少しだけ緊張する。
鉄骨造の場合、梁と柱、梁と梁などの構造材同士の納まりが複雑だ。今回の住宅では、構造材を現すところが多いので特に配慮すべきところだ。
今まで図面上であれこれ考えてきたことが、現場を見ると一目瞭然…。
「ここ納まっていない」とか「ここはこうした方がよさそう」とかいろいろなことが思い浮かぶ。「こういうふうにはできますか?」などの質問攻めに、相手の方も真摯に応えてくれ、最後には「どうぞ、またいつでも来てください」。なんとかなりそう、だ。
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こういう現場ではもちろんだが、普段から物事をどのように見て、捉え、自分の中に取り込んでいるかが、設計していく上でも大切。そんなことを感じた一日だった。

AUTHOR : さかきばら