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16th
Dec ‘11

現地審査

全面改修した「福島の長屋」で、某コンクールの現地審査を受ける。
東京から審査員の先生が来られ、「福島は東京で言えば、神田みたいな雰囲気ですね」「東京では、これほど長屋が残っていないですよ」とか、そんな話をしながら駅から現地まで、そぞろ歩き。すっかり大阪人になりつつある私だが、やっぱり東京のあれこれも懐かしい。
竣工から約1年。白っぽかった木の肌が、いい具合に落ち着いてきたし、何よりも建て主ご夫婦が「自分色」に染めながら暮らしている様子が、心地よかった。
大胆なトップライトや大きなガラス戸を見て「女性ならではの思い切った設計ですね~」という審査員のコメントに「???」。でも、自分がこの家で実現したかったことは伝わったことと思う。よかったのかな?
shinsa

AUTHOR : さかきばら