最近、とてもお気に入りの本。
私が好きな建築家・アトリエ・ワンの貝島桃代さんによる「建築から見た まち いえ たてもの のシナリオ」（INAX出版）。桃色の手のひらサイズの小さな本、思わずその可愛らしさに魅かれて購入した。
アトリエ・ワン独特の視点、様々なワーキングから、建築をとおして町や生活、社会を捉えればどう見えるのか…今まで気づいていなかったことの多さに、どきっとする。
特に東京という街の特異性を捉え、より面白く、前向きに社会を含めて建築を提案していこうという姿勢は、すごく元気になる。
冒頭に書かれていた、貝島さんが建築を好きになった幼い頃の経験。
大きさの違うハンカチをいくつも並べて間取りをつくったり、二段ベッドを改造して家をつくったり（私の場合は押入だったけれど）、『大草原の小さな家』や『赤毛のアン』の本に没頭したり、どれも自分の幼い頃とよく似ていて、思わずうれしくなってしまった！