JOURNALbox

28th
Nov ‘09

意識改革

 

もうすぐ12月。あっという間に時間が過ぎていく中で、ときには踏ん張ってみたり、ときには思うままに流されたり…そのときの想いを大切に、日々過ごしています。
先日、東京を中心に活動されている建築家・藤村龍至さんの講演を聴きました。
テーマは「グーグル的建築家像をめざして―『批判的工学主義』の可能性」。言葉だけでは、ぜんぜん分からない…。
藤村さんの目指す今の時代に目指すべき建築家像とは? かつての作家像を彷彿させる姿ではなく、設計プロセスの中で、クライアントはもちろんのこと、周辺環境や地域社会と関わりながら意思決定していくことで、よりよい形に近づいていく、ということだと理解しました。
会場からは、いろいろな意見が出ました。
これだけ私たちを取り巻く社会や情報が変化していく中で、おそらく建築家も意識改革が必要なんだと思います。
建築は時代とともに生きていくものだし、私たちは設計という行為で社会に参加したいと思っている、はず。そんなことを改めて思い起こす、新鮮な講演でした。

AUTHOR : さかきばら