JOURNALbox

17th
Jan ‘12

小学校にて

以前から、子どもと一緒に建築や街について考える機会を!と思っていたので、ある方に相談したところ、その方が小学校でワークショップ形式の「出前授業」をしているので見に来ませんか、とのお誘いをいただいた。
向かったのは、東大阪市のある小学校。下駄箱、教室、木の机と椅子、タイル貼りのトイレ…自分と通った頃と同じ、懐かしい小学校の匂いがした。
今日の授業は、小学校2年生、総勢40名。エコ段ボール(牛乳パックから再生したもの)の型紙から切り取って、カンガルー親子をつくるというもの。
まずは、「出前授業」の先生から、今日が阪神大震災から17年目という忘れてはならない日というお話。もちろん子供たちは生まれていないが、東日本大震災の記憶が新しいだけに真剣に受け止める。それから、エコ段ボールができるまでをスライドで説明。少し、難しかったかな?
そして、いざ作業開始。説明を聞かなくても出来る子、友達の見てつくる子、分からないと手をとめる子…得意不得意に加え、それぞれの子の性格が垣間見える気がした。
私も、助っ人としてお手伝い。子供たちに近づくと、ちょっと汗っぽく土っぽいような子供の匂いがして、目がきらきらしている子も多く、やっぱり純粋でいいな、と素直に思ってしまった。
こんな普段とは違った、楽しく、元気になった時間を与えてくださったみなさんに感謝。
学校とか幼稚園とか、保育園とか子供の記憶の刻まれるような施設を設計したい、のです。とてもとても。夢じゃなくって、いつかきっと!
KOUSA2
図工室にあった、子供たちがつくった、自分の理想の部屋。
ロフトやブランコなど、夢がたくさん詰まっていた。
KOUSA1

AUTHOR : さかきばら