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16th
Aug ‘09

毎夏、お盆に帰る、愛知県・岡崎の実家。
生まれてから38年間、いろいろな場所で暮らしたが、いつもこの時期にはこの家にいる。
小さい頃は祖父母に会いたくて、従兄弟たちと遊びたくて。本当にわくわくして眠れないほどだった。浴衣の肌触りとか、ほおずきの橙色とか、提灯の灯とか、そんなちょっとした記憶が鮮やかに思い出される。
今はこの家に帰ると、とてもほっとする。建具を開け放って畳でゴロゴロ、好きなだけ本を読んだり、高校野球を見たり…いつもの夏の家の過ごし方。この家も、建ってから30年以上も経っている。
bon
今夏は短かったけれど、この家の空気を吸って、大好きな人たちの顔も見れて…うれしい気持ちでいっぱいになって、大阪に戻ってきました。
また来年の夏も…。

AUTHOR : さかきばら