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14th
Sep ‘09

同世代

土日にわたって、同世代の建築家二人の講演会と展覧会に出向く機会があった。芦澤竜一氏と平沼孝啓氏、二人とも大阪を拠点に多方面で活躍されている。
今回のテーマは「建築と環境」。建築自体が環境にやさしいか?と問われると、決してYesではないので、なかなか難しい?テーマではあった。二人ともその手法は異なるが、日頃の思考や自分の作品を通して、社会そして自分自身に何かを問いかけたいという気持ちがとてもよく伝わってきた。
私自身は、環境とどう向き合うかということでは、環境や自然を享受したなかで人が心地よく感じることができる空間をつくりたいと思っている。
建築には『時代』というものが影響するので、同じ時代の空気を吸ってきた同世代の人たちが、「何を考え、今をどう生きているのか」ということには、とても関心がある。
二人の活躍をみると、言葉にするのはちょっぴり恥ずかしいけれど、私も「がんばらなくっちゃ…」と思う。
HIRANUMA
二人の作品展は今月18日まで。大阪・中之島の国立国際美術館にて

AUTHOR : さかきばら