JOURNALbox

10th
Aug ‘10

司馬遼太郎記念館

先だっての日曜日。午前中に打合せを終え、ぼっかりと時間が空いた午後。

ふと思いたって、「司馬遼太郎記念館」にトコトコ出向いた。
はじめて読んだ司馬遼太郎の本は「竜馬が行く」。本の中で竜馬は駆け回っていた。高校生にとってはとてもワクワクする本で、沢木耕太郎の「深夜特急」と同じく、一挙に読んだ。
shiba
この記念館の設計者は、安藤忠雄氏。私はまだ建築に携わる前に、安藤さんの建築はもちろん、生き方そのものに大きな影響を受けた。だから、ときどき無性に安藤建築を見たくなる。
3層吹抜の壁面に書棚が並ぶ、地下レベルの展示室に身を置いたとき、知の底に沈み込んだ気持ちになって、しばらく動けなかった。

AUTHOR : さかきばら