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13th
Mar ‘13

六甲道の「家」

先週、神戸・六甲道で進めていた住宅が竣工した。
内覧会や写真撮影の合間に、自分が手がけた空間を客観的に見る。
もちろん、設計や現場の段階でたくさんのことをイメージしながら向き合っているのだけど、時間の移り変わりによる変化や、ああそういう捉え方もあるのか…などなど、新たな発見があって、一週間たった今もうまく整理できていない。
ただ、ひとつ確かなこと。
建て主家族の熱い想いに共鳴して、私もたくさんのエネルギーを投入した。
引越の荷物が、運び込まれたのを見て。
「住宅」が「家」になった、と感じた。
温かな場所になった。
なんだか、しばらく、その場から動けなかった。
明日、残工事のため、引越後はじめて出向く。
どのような暮らしの色に染まっているか、楽しみ。
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AUTHOR : さかきばら