真夏に着工したお寺の施設が、本日上棟を迎えた。
1階がコンクリート造、2・3階が木造の混構造。久々のコンクリートに、ちょっぴり興奮して、型枠が外れて初めてコンクリートの表情を見るときは、どきどきした。キレイに打てた。たまらなく嬉しかった。
一方で、今までで一番大きな建物のため、スケールのコントロールに悩み続けた。日々変わっていく現場を見ながら「これでよかったのか」のかと試行錯誤。図面でも、模型でも分からない、現実に立ち上がっていく建築という現実を、ひしひしと感じている。
上棟式は、地鎮祭とは違って、現場監督はもちろん、大工の棟梁、その他の職人頭も参加する。その人の力が集まることのスゴさみたいなものを、朗々と読み上げられるお経を聴きながら、ぼんやり感じていた。
この現場は、これから佳境。どんどん面白くなって、未体験の世界も広がっていく。
怖いようで、楽しみで。 竣工まで駆け抜けます。
今日は誕生日。上棟式を迎え、42歳はとりあえず進み出しました。
