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28th
Apr ‘10

コンクリート打ち

 

コンクリート打ちの日。
昨日の雨の湿潤さも残り、今日は天候よし。順調に基礎部分を打ち込んだ。隣の家の土台との間も固定され、ちょっと一安心だ。
CON
このコンクリートという材料は、いっせいに打込み、型枠を外すまでその仕上りが分からない『一発勝負』のもの。材料そのものや施工方法、天候や温度に左右されるため、やはり現場は緊張する。
私がスタッフのとき、担当した物件はコンクリート打放しのものが多く、コンクリート打ちの日は事務所総出で現場に行った。「いいコンクリートが打てますように」と、無我夢中で型枠を木槌で叩く。
最初の現場で、最初のコンクリート打ちの日。確か雨が降り、朝現場監督から「今日打つ」という連絡があり、たまたま一人で現場に向かった。
訳が分からないまま、とにかく必死の状態。でも、このとき本当に「面白い」と思った。
この現場のこと、監督のこと、とても鮮明な印象として残っている。

AUTHOR : さかきばら