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5th
Feb ‘10

とても 素敵な日

 

今日は、とてもいいことが二つもあった素敵な日だった。
ひとつは、ある建築家の方が設計した、竣工間際の住宅を見たこと。
まだ職人の姿も多く現場の空気を感じながら、大事に見てまわる。
仕上や納まり、使われている素材を必死で見るのはさることながら、設計者が何を思い、どのようなテーマで取り組んだのだろう、ということを感じたい。そのことが素直に伝わってくる建築は、やはりとてもいいと思う。
机に向かっているだけではなく、実際に見て、体験して、感じることがとても大切、とあらためて感じる。
ふたつめのいいことは、今設計中の住宅の施主の方との打合せ。
この家族には、5日前に新しい家族が増えた。その産まれたての赤ちゃんを抱かせてもらったときの、なんともいえないフワフワとした甘い感覚、とても幸せな気持ちになった。
いつも打合せのたびに、この施主の方の、前向きに素直に、精一杯「生きている」姿を感じる。
そんな関係性もあって、自分もこの住宅にめいっぱい体当たりしたい、さらに思った今日。

AUTHOR : さかきばら