最近、なかなかゆったりとした時間がなかったのだが、今日の午後はちょっと一呼吸して、久しぶりに事務所にある建築の本や雑誌を、思うがままに開いてみた。
まだまだ数少ない洋書の中から、「いつかは行きたい」と恋いこがれている建築を探して、勝手に旅行気分の楽しい時間。
日本の建築雑誌をぱらぱら。雑誌を買った頃には気がついていなかった建築やディテールが目にとまったり…。
建築をはじめた頃は、何がなんだか分からなくて、よく雑誌を見ていたが、最近はそこまで真剣に見なくなった。というのは、建築のよさはやっぱり写真では分からないし、あまり情報に浸かりたくないという思いから。
でも今日あらためて感じ入ったのは、それぞれの設計者の文章。どのように作品をつくったのか、行間までに並々ならぬ思いが溢れていた。ものづくり、挑戦、対話、工夫、試行錯誤…いろいろな思いをひしひしと感じた。