元号が変わった日。清々しい。
一方で、カウントダウンへの盛上りや令和商戦は白々しい。もう少し本質をとらえたい。
クリスチャン・ボルタンスキー展へ。
最期の展示室、暗闇に浮かぶ「来世」という言葉に足が止まる。今日は新しい時代に入ったばかり。
その「新しさ」とは何だろうか。「未来」あるいは「死」そして「その後」。
いろいろと考える。ときどき襲ってくる不安や孤独、あきらめ、それらを乗り越えようとする思い。
きっと「来世」は「いま」という時間の積み重ねなのだろう。
だからこそ「いま」を愛おしく感じていたい。